協会の概要 情報公開資料 ご挨拶 50年史

会長就任にあたって(ご挨拶)

2022年6月16日

この度、一般社団法人プラスチック循環利用協会の会長に選任されました岩田でございます。就任にあたり、ご挨拶申し上げます。

わが国では、循環型社会構築に向けた自治体、関係業界、NPO、市民の方々などの弛まぬご努力により、廃プラスチックの有効利用率はマテリアルリサイクル、ケミカルリサイクル、エネルギー回収等を合計すると、いまや86%に達するまでになっています。これは世界トップクラスに位置し、わが国のリサイクルへの取り組みレベルの高さを示しています。

世界全体を見渡しますと、プラスチックを資源として有効利用している割合は未だ低いレベルであり、また不適切な処理のため世界全体で年間数百万トンを超えるプラスチックごみの海洋流出があると推計されています。サーキュラーエコノミーの定義などに関する国際標準化を目指す委員会や、GPA(Global Plastic Alliance)等のプラスチックリサイクルに関する活動団体との情報交流を通して、1人当たりの容器包装等のプラスチックの発生量が世界で2番目に多く、また世界第3位のプラスチック生産国であるわが国が今後果たしていくべき課題、役割を引き続き検討してまいります。

国内では、「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律(プラスチック資源循環促進法)」が、本年4月から施行されました。新たに製品プラスチックの回収・リサイクルの枠組みが導入され、プラスチックの資源循環は新たなフェーズに入ることになります。プラスチックの資源循環に向けて、国・自治体・事業者・消費者等の全ての関係主体が積極的に参画し、相互に連携していく事により、プラスチック資源循環の高度化を実現していく必要があります。当協会としても法律の施行によってプラスチックの設計・製造から回収・リサイクルに至る迄の一連の流れがどのように変化していくか注意深く分析し、協会事業に活かしてまいります。

当協会においては、昨年に引き続き、①LCA(ライフサイクルアセスメント)基礎データの提供とリサイクル技術などのLCA評価 ②プラスチックフロー図の作成と精度アップ及び ③環境教育支援の三つの事業を中心に各種活動を実施していくとともに、海洋プラスチックやマイクロプラスチックなどの海洋ごみ問題への解決等、循環型社会形成に向けた諸課題に貢献していきます。

従来にも増して時代の要請に応える活動を進めていく所存ですので、より一層のご支援ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

一般社団法人プラスチック循環利用協会
会長 岩田 圭一